米寿と黄色

米寿とは88歳の年祝いです。その理由はなぜなのかといいますと、「米」という漢字に由来があります。この字の真ん中は「十」という文字です。上のほうは「八」を180度回転させた形です。下のほうは素直に「八」という形をしています。つまり、米という字は上から「八」「十」「八」といい文字でできているというわけです。また、八という文字は「末広がり」で縁起がよいとされています。ですから88才の米寿はとても縁起が良い年であると言われています。

そして、米寿のお祝いのプレゼントに黄色い物が喜ばれる理由は、その色が稲穂の色を連想させるからです。正確には黄色だけでなく、金色や、金茶色の物もプレゼントに適しています。稲穂に西日が当たった時、金色のような、金茶色のような色に輝く光景をご覧になったことがあるでしょうか。あの黄色のような、金色のような、金茶色のような色が、稲穂、つまりお米を連想させるということもあり、その中でも割と見つけやすい黄色い物がプレゼントされるようになったというわけです。つまり、黄色よりも豪華な感じがする金色や金茶色の物をプレゼントにしてもよいということです。

■米寿のお祝いと適したプレゼント

今では女性の場合は米寿まで元気な方もかなりいます。元気にこの年祝いを迎えることができる方も珍しくはありません。ただし、男性ではこの年祝いを迎えられないかたも少なくありません。ですから、お元気でこの年祝いを迎えることができるのであれば、盛大にお祝いをしてあげたらよいのではないでしょうか。

といいましても、体調が悪いとか、あまり賑やかなのが得意ではないとか、ご家族全員がなかなか集まれないという事情もあるでしょう。そのような場合、無理をせず、ただ、心を込めてお祝いをしたらよいでしょう。黄色のちゃんちゃんこはすごく嫌がるし、そのような色のプレゼントなどなかなか思い浮かばないという方もいるかもしれません。

・スカーフやストール

その場合、スカーフかストールが手ごろではないでしょうか。金色か金茶色のさりげない刺繍がされている物などがキレイですし使いやすいのではないでしょうか。男性でも女性でも使えるでしょう。女性であれば、小さなスカーフをバッグなどに縛ってあげても良いのではないでしょうか。若い女性が時々そのようにしていますが、小さなハンカチとか、スカーフならば米寿を迎える女性にも合います。

■地域によっても変わる米寿祝いの色

ただし、このような長寿祝いは時代と共に少しずつ変化したり、お住いの地域によっても違いがあったりしますので、注意が必要です。全ての地域で黄の物を米寿の祝いに贈るわけではありません。たとえば、北海道では還暦の時にも赤のちゃんちゃんこを着ますが、88歳の年祝いの時にも赤いちゃんちゃんこを贈ります。

ですから、色に対する決まりごとは全国で統一されているという感じではなく、それぞれに地域の風習に従って行われることが多いようです。その理由のひとつに、88歳の年祝いを迎えることができる割合が未だ多くはないということもあるでしょう。このように考えますと、88歳の年祝いのプレゼントを選ぶ最もよい方法は、本人の希望を聞くことでしょう。特に何もないのであれば、その土地の風習にあったものにするとか、わりと一般的な黄とか金色の色が入ったちょっとした物を差し上げればよいのではないでしょうか。

・黄色を含むプレゼント選び

雪国などではイエローの長靴なども、吹雪などの際にめだってよいかもしれません。または座布団カバーを華やかな金色とか金茶色の色が多く使われた物にするのもおもしろいでしょう。あるいは、女性にはイエロー系の花もよいでしょう。花に関して自信がなくても、フラワーショップで88歳のお祝い用にブーケを作ってほしいと頼めばよいだけです。しかし、生花もステキですが、プリザーブドフラワーもよいのではないでしょうか。とにかく、本人が喜んでくれる物が一番です。

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